種子はくるくる飛んでいる

エッセイを書きます。

うーん。

なんにもできないなあ、私。とか思いながらそれなりにやっていくしかないのである。

わかっちゃいるけどぐだぐだと、そりゃ側から見たらイライラするだろうなあ。

動き出すには反動が必要で、せーのでえい、の前段階。

時が来れば動くよ、自分でもわかる、いつもそうだし。

今だ、がいつなのか。これだ、がどれなのか。

仕方ないんだ。言い訳だけど。

自分に甘い替わりに人にも優しくするから、

ゆるしてください。見ず知らずの誰か。

 

夜は眠れないし朝は起きれないし、いつものことだ。

慣れてもないし飽きてもない。ただ怠惰なだけ。

先なんて見えないのがデフォルトでしょうって、

うーん、とりあえず、とりあえず。

 

眠れなくはないので、大丈夫。

考えてるだけ。

ポジティブポジティブ。

見えない人のことを気にするのはやめよう。

見えない人に向けて書いてるんだけどさ。

 

みんな同じ人間なんだから、ってね。

私も言ってみたいだけ。

それでも世界を愛そう。

 

アイシンクアンシン/KNOTS

ヘルメンマロンティック 歌詞

ヘルメンマロンティック

ヘルメンマロンティック

 

 

向かい合ったなら

「君は美しい」と「世界は美しい」が同義になるような

そういう瞬間がある

それが世界から異質であればあるほどきっとそのイコールは強くなっていく

世界から異質なものは、きっとその中に世界が内包されている

 

バニラの香りの蝋燭が暑さで溶けて部屋が甘い匂いで満たされていた時のことを思い出す

少しずつ部屋が部屋らしくなる

なかなかに遠いけれど少しずつ人らしくなるだろう

人らしくなるには体力とエネルギーがいる

足りないので少しずつ

少しずつ

 

緑と赤の補色が観れる日はまだ遠い

焦ったって仕方ないけど、やっぱりねえ

君が今日も美しいので、世界はやっぱり美しいんだろう

生きなくちゃねえ、大袈裟でなくただ普通に

日常はすでにここにあるんだから

 

その目がキラキラしているように今日も祈るだけ祈る

風はそろそろあたたかくなってくるだろうか

甘い匂いだけでエネルギーにはならない

糖を取らなくては

動かなくては

少しずつ

少しずつ

 

渇水/三回転とひとひねり

渇水

渇水

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打ち上げられた思い出

私にとって海といえば、高校の近くから見える海だ。

私の通っていた高校は人工島の上にある。

タンカーやコンテナ船が割拠する港に囲まれた島から見える海は

青というより暗い深い緑が強く、とても泳げるような場所ではない。

 

それでも、私はあの海が好きだ。

底の見えない深く暗く冷たい、静かな海。

潜ることのできない、外から眺めるための場所だ。

たまにガソリンのような臭いの漂ってくる

人を拒絶するようなあの海こそが

私の思う海なのだ。

 

綺麗に繕われたはずの島はだんだんと時代を帯びていき

徐々に沈みつつあるらしい。

かつては映画館やショッピングモールが生きていたけれど、

今はすっかりなくなってしまった。

美しく形作られたあのコンクリートの島は、これからどうなってしまうのだろう。

 

珊瑚の代わりに割れたガラス瓶の破片が散らばる

コンクリートと煉瓦で舗装された海辺には

いつも思い出だけが打ち上げられている。

 

私の愛する海はどんなに近くても、いつだって遠い。

 

珊瑚と花と/Cocco 

珊瑚と花と Cocco - 歌詞タイム

珊瑚と花と

珊瑚と花と

 

憧れとキラキラ

何かに憧れているひとは、可愛い。

憧れを隠さず夢中で語るひとはキラキラしている。

憧れだけだったとしても、隠さず語れるってだけで強い。

 

夢がないというよりは、微かな憧れを夢として語る勇気がないことの方が多いのかも。

口に出して表明するのはなんだって怖い。

こうして当たり障りないブログを書くだけだっていつもちょっと怯えるくらいだから、なおさらだ。

 

きっとちゃんと語ることができるひとだって怖いはずで、それでも言うべきだと思うから語っている訳で

だから強くてキラキラしてるんだろう。

 

憧れを語ることのできるひとへの憧れを抱えて今日もこそこそとブログを書く。

この憧れがいつか私のこともキラキラ輝かせてくれたりするのだろうか。

ちょっと、想像がつかないけど。

 

そろそろ寝てる場合じゃないなんてずっと前から思ってはいるけど

やっぱりまだ眠いのかもなんて、焦っても仕方ないなんて、

自分に甘いのが長所であり短所である。

 

「あんな風になりたい」をちゃんと言葉にできるように

まだまだ練習中なんて、かわい子ぶっていられる年でもない。うーん。

 

idol fancy/CAPSULE

idol fancy / capsule の歌詞 (938351) - プチリリ

idol fancy

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反芻するバッファロー

ゴールデンウィークの真っ只中に生まれたので、学校で誰かに祝われるだろうかとドキドキするような経験がない。

そもそもあまり積極的に誕生日をアピールする方でもないから、平日でも変わりはなかった気がするけど。

 

オードリー・ヘップバーンと同じ誕生日である、ということはたまにアピールしたくなる。

まあ全く似てはいない。でもなんせオードリーだ。日本人が大好きな可愛いファニーフェイス。

親しみやすく、品もある、大女優。

同じ日に生まれたってだけでなんとなく得した気分にもなる。

 

もうひとり追加で自慢するなら、アリス・リデル。

不思議の国のアリス』のモデルとなった方らしい。

こっちもまた可愛いイメージで、ファンシーで、良い。

 

こう並べるとどうもこの誕生日のイメージは、今時のオタクっぽい言い方をするなら「少女みがある」感じがする。

うーん憧れる、永遠の少女

憧れたってなかなか、そう綺麗に少女じゃいられない。大抵ただの痛い人。

そんなもんでしょ、という諦めと、いやいやそれでも、という足掻き。

 

牡牛座っていうのは、どうも静かだと思ったらいつまでもさっきの幸せを反芻してふわふわしてるみたいなところがある。

何度でも、思い返してああ幸せ。

だから同じ曲やアルバムやアーティストをずっと何度でも聴いて、前にこの曲を聴いたあの時はああだったなあ、なんて浸っていられる。

 

祝われたら嬉しいけど、祝われなくても誕生日は誕生日。

これといってすごい思い出もないけど、なんとなく浸ってみたりしながら過ごすんだろう、今年も。

なんていってあと2ヶ月半くらい先だ。その頃何してるのかな、私は。

 

牡牛座ラプソディ キリンジ - 歌詞タイム

牡牛座ラプソディ

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アウトプット

話の設定やあらすじばかりが浮かんできて、それが頭の中で完璧なものになってしまうことがある。

もう自分の頭の中で理想の完成形になっていて、アウトプットする必要を感じなくなってしまうのだ。

最初は「こんな話が読みたい」と思っていたのに、脳内でストーリーが出来上がって読んだような気になって満足してしまう。

 

アウトプットする気が無くなるのは、一つはそれを誰かに読ませたときに理解してもらえない可能性を考えるからだ。

誰にも理解してもらえないのなら、アウトプットする必要はない。頭の中だけの完璧な状態を楽しんでいたら良い。

 

もう一つは、自分でアウトプットしたものを読み返したときに、理想から離れてしまった、と感じる可能性だ。

脳内では完璧であったとしても、実際作品にしてみたら細かいところが理想通りに表現できなかったり、そもそもこの話は面白いのだろうか?と疑問が出てきてしまう。

せっかく頭の中で最高だったものを、わざわざ現実に出して理想との差にガッカリしたくない。

 

それでも、ふわふわした妄想だったものを例え理想から遠くても書き起こして形にする行為は楽しい。

反応が無かったり、思ったのと違う反応ばかりで傷つくことはあっても、最高に気の合う読者に見つけてもらえたときの喜びには代え難い。

やってみればそう思える、のだけれど、すぐにまた億劫になって妄想に逆戻りしてしまう癖から脱しなければ。

 

なにか大きな敵が突然やってきて戦うなんてことになる前に、私は私から出てきた妄想をまず書き起こすという戦いに向き合わないと。

ふわふわ曖昧な世界の輪郭がまだ捉えられていない。

 

スマトラ警備隊/相対性理論

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スマトラ警備隊

スマトラ警備隊

 

 

シフォン主義

シフォン主義

 

 

大雑把なダンスを

お菓子を作るのは好きだ。
この時期になると色んな店で手作りお菓子のキットが販売されていて、なるほどそういうのもあるのか、と見ているだけで楽しい。
ただ、手作りお菓子をあげるような特定の相手も居ないし、友達や知り合いにあまりやたらに手作りの食べ物をあげるのも何だか気を遣う。
そういうところの距離感を正確に測れる人というのは信頼できる感じがする。
私は人との距離感を測るのは、苦手なほうだ。

 

小麦粉というものは基本、雑に混ぜればサクッとするし、念入りに捏ねればモチッとする。
ここを間違えずに、分量をちゃんと計れば、まあ多分なんとかなる。
クッキーをよく捏ねたら石のように硬くなるし、パンは捏ねなければきっと美味しくないだろう。
私のように大雑把で生地を捏ねる体力のない人間は、クッキーやスコーンのようにサックリすべきものを作れば良いのである。
よって私の得意なお菓子はドロップド・チョコチップクッキーや、何も入ってないプレーンスコーンみたいな、アメリカやイギリスのお母さん・おばあちゃんが作りそうなお菓子になる。

スコーン作りは雑なほうが美味しいと言われているそうだ。

大雑把に作った焼きたてのスコーンにジャムやクリームをたっぷり乗せて食べるのは最高だから、私のように雑な人はぜひやってみてほしい。

 

ザックリと大雑把な私が、ふわふわと甘くファンシーなバレンタインデーフェアの売り場をひとり買う気もなくうろつく。

繊細な乙女心とは無関係だからこそお気楽に楽しいのかもしれない。

楽しそうに踊るフロアを縫い歩きながら、多分私も全然違うリズムで踊っているのだ。

合わせる気なんてない不恰好なダンスはきっと誰にも見えていない……と、いいのだけれど。

 

チョコレイト・ディスコ/Perfume

 

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