種子はくるくる飛んでいる

エッセイを書きます。

反芻するバッファロー

ゴールデンウィークの真っ只中に生まれたので、学校で誰かに祝われるだろうかとドキドキするような経験がない。

そもそもあまり積極的に誕生日をアピールする方でもないから、平日でも変わりはなかった気がするけど。

 

オードリー・ヘップバーンと同じ誕生日である、ということはたまにアピールしたくなる。

まあ全く似てはいない。でもなんせオードリーだ。日本人が大好きな可愛いファニーフェイス。

親しみやすく、品もある、大女優。

同じ日に生まれたってだけでなんとなく得した気分にもなる。

 

もうひとり追加で自慢するなら、アリス・リデル。

不思議の国のアリス』のモデルとなった方らしい。

こっちもまた可愛いイメージで、ファンシーで、良い。

 

こう並べるとどうもこの誕生日のイメージは、今時のオタクっぽい言い方をするなら「少女みがある」感じがする。

うーん憧れる、永遠の少女

憧れたってなかなか、そう綺麗に少女じゃいられない。大抵ただの痛い人。

そんなもんでしょ、という諦めと、いやいやそれでも、という足掻き。

 

牡牛座っていうのは、どうも静かだと思ったらいつまでもさっきの幸せを反芻してふわふわしてるみたいなところがある。

何度でも、思い返してああ幸せ。

だから同じ曲やアルバムやアーティストをずっと何度でも聴いて、前にこの曲を聴いたあの時はああだったなあ、なんて浸っていられる。

 

祝われたら嬉しいけど、祝われなくても誕生日は誕生日。

これといってすごい思い出もないけど、なんとなく浸ってみたりしながら過ごすんだろう、今年も。

なんていってあと2ヶ月半くらい先だ。その頃何してるのかな、私は。

 

牡牛座ラプソディ キリンジ - 歌詞タイム

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