種子はくるくる飛んでいる

エッセイを書きます。

テイクオフ

「勉強をすれば選択肢が広がる」と教師に言われた記憶はあるが、広がった選択肢からどうやってひとつ選択すべきか、ということをちゃんと教わった記憶はない。

勉強にさほど真面目でもなかったけれど、色々なことを知るのは好きだ。

なんとなく広がっていく選択肢を収束することができないまま、ここまで来てしまった。

そんな自分もそう嫌いじゃないのが私のどうしようもないところなんだけど。

 

中途半端に色々手をつけて、どれも割と楽しいし自分なりにそこそこは出来て、でも色んな理由で続かない。

続けるって凄いことだ。何かしら続けられる、続けているものを持ちたい。

とりあえず下手でもちょっとでもいいから何か書いて、続けよう。

そう思った時に思い出したのが、ウルフルズのベーシスト、ジョン・B・チョッパーこと、黒田としひろ氏のことだった。

黒田氏の著書「風に吹かれている場合じゃない」は、氏がウルフルズを脱退し、4年後復帰するまでの間に書かれたエッセイ集だ。

毎回その時の気分に合った一曲を紹介、というか(時にちょっと無理やり感もありつつ)絡めたエッセイになっている。

 

私も趣味は偏っているが、音楽を聴くのは好きだ。

全く偏りすぎていて、ぴったり同じ趣味の人は世界に二人といないだろう。鑑賞するものに関していつも私は一点集中深掘り型なのだ。作るものは飽きっぽいのに!

真似してもきっと同じものにはならないだろうから、真似した形式で始めてみよう。

尊敬を込めて、ジョン・B氏の曲で。

 

今日の私も風に吹かれている場合じゃないんだけど、やっぱりずっとふらふらしている。

そろそろちゃんと根を張る場所を探すために、くるくるせわしなく飛ぼう。

26歳の私はまだ始まっても終わってもないまま、夢さえもまだ見れずに、それでもなぜかお気楽に淡い希望を持ちながら生きている。

 

 まだ始まっても終わってもない/ジョン・B&ザ・ドーナッツ!

まだ始まっても終わってもない

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